7月度例会~まちづくりの描き方~

2021/7/6
7月度例会
まちづくり委員会の7月度例会~まちづくりの描き方~が7/6(火)現地とオンラインのハイブリットにて開催されました。
講師は武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科教授の若杉浩一先生です。
若杉先生は、オンラインにて東京からのご登壇となりましたが、大変熱い思いと雄弁な語りに、私たちLOMメンバーも必死にメモをとり、先生と対話をするなど、まちづくりへの思いが高揚していく姿が見られたのが印象的でした。
先生は、デザインの専門家として、企業における量産品のデザインを行い、商品をヒットさせて利益を生み出していくという消費社会に疑問を抱かれ、本当のデザインとは…という探求を始めました。それを支えていたのは、「デザインが心底好きだ」という思いであったそうです。
そこから、若杉先生は日本全国スギダラケ倶楽部という団体を発足します。この団体の賛同者が日本全国に増えていくにつれ、地域の中で杉をいかに活用するかという視点から、「消費者と生産者」という分断された関係ではなく、「共創者としての人づくり」という形に辿り着かれ、そこからまちづくりの実践をされていかれたのです。
今回の例会は、先生が手掛けられたまちづくりの様々なプロジェクトの事例を学び、さらにこの白老という場所ではどのような「まちづくりが描けるだろう」ということを探求する、大変実りある時間となりました。根底にあるのは「幸せ・豊かさ」の追求です。
この白老町に住み暮らす人たちが幸せで、豊かな心をもってゆけるように、町のひとたちと共創していくことを誓いました。
若杉先生、本当に有難う御座いました。