まちづくり委員会委員長
米本 智昭

 社会の成熟化と産業構造の加速度的な変化が起きている昨今、知識と技術の継続的な習得が欠かせず、白老町においても生涯学習の方策はとられていますが、様々な角度から学びの場へ参加できる機会は限定的です。そこで、白老町に住み暮らす人々の声に寄り添う課題解決に関する行政への提言と、人々が能動的・主体的に行動する機運を高め、問題と課題を分け多面的に捉えられるように、生涯学習の基盤整備と学習機会の提供が必要です。
まずは、自発的に課題を見つけるために、有益な知識経験を実践者から積極的に学び、新たな着眼点と思考方法を身に付けます。そして、社会変化に適応する力を身につけるために、身近な事柄について哲学と思想の専門家から学び既成概念や固定概念を振り払う手法を見出し、洞察力を強化することで、問題解決能力を高めます。さらに、次代を担う青少年の創造的思考力を養うために、芸術家と連携及び協働して表現方法の体験の場を提供することで、文化芸術に触れる機会を創出し、新たな価値を生み出す資質能力を向上させます。また、この地域に住み暮らしつつ生きがいを創るために、多様な学びと多世代による交流や社会参画が出来る場を創設することで、人々への生涯学習の機会を提供します。そして、まちの発展につなげるために、構築した事業を検証し、地域に関わる人々と結果を共有することで、持続可能な学びを深めていく姿を発信します。さらに、住み良いまちづくりを実現するために、アンケート調査等の実施からまちのソフト面に対して困難を抱える町民より課題を抽出し、改善策を行政へ提言することで、実効的な課題を解決します。
まちづくりの担い手として問題解決能力が高まり自発的に課題を見つけ出すことができる我々が、学習機会を自由に選択し解決へ挑戦していく町の人々と共に高め合い、より良い社会を作る主役として活躍できる、明るい希望と生きがいをもった白老町が実現します。

<事業計画>

1.担当例会 2 回(社会開発)
2.まちのソフト面の課題解決事業
3.考える力を培う青少年育成事業
4.新年交礼会の開催
5.卒業式の開催
6.家族交流会の開催
7.各種イベントへの対応
8.まちづくりに関するその他の事業