産業の衰退による地域経済の低迷や社会環境の変化からくる人口減少の加速など、まちを取巻く環境が厳しく変化するなか、年間100万人の来場者が見込まれるウポポイ(民族共生象徴空間)の開設を機に、交流人口の増加に伴う経済効果が予想されています。経済の振興からまちを発展させ、持続可能な社会を実現するには、未来を担う青少年の健全な育成と同時に人々が何度でも訪れたくなる魅力溢れるまちづくりを行うことが必要です。
まずは、まちの未来を担う人財を育成するために、青少年育成の有識者と協力し、今を担う大人も一緒に古来より先人たちから継承されてきた精神文化を青少年に伝える機会を設えることで、青少年の道徳心を育みます。そして、組織の一体感を醸成するために、スポーツを通じた例会を実施し、メンバーの交流を深めます。さらに、組織力を向上させるために、道南エリアスポーツ大会に参加し、目的意識の共有と達成をすることで、メンバーの絆を深めます。また、理事長の思いを伝えるために、新年交礼会を実施し、先輩諸兄や関係各位の御臨席を賜ることで、当LOMの体制と方針の発表をします。そして、地域を担う人財を育成するために、生涯学習の場を設えることで、青少年の自己肯定感と環境変化への対応力を養います。さらに、何度も訪れたくなるまちにするために、地域活性化の足がかりとなる事業を構築し、町政や町民、来町者をつなぐ新たな各地域特有の魅力を見出します。また、まちの発展につなげるために、構築した事業の検証を行い、町民や地域に関わる人たちと共有することで、誰もが挑戦できる持続可能なまちの姿を発信します。
まちの持続可能な発展に向けた取り組みを通して町民とより強固なつながりをもった私たちが、このまちの未来を担う人財の育成と、誰もが挑戦できる魅力溢れるまちづくりを成し遂げ、煌めく未来を創出し、誰一人取り残さない希望に満ち溢れた白老を創造します。
二ノ宮 祥悟