現在を生きる我々は、過去から脈々と受け継がれてきた精神性と、先人の努力によって生み出された文明の上に生きています。本年元号が変わる平成という時代において、いまだかつてないほどの多種多様な変化がありました。これから先の未来において、体験したことのないことが起きるのは明白です。未来を担う我々は、受け継がれてきた精神性を継承して未来に紡ぎ、豊かな文明を有効に且つ適切に利用していく必要があります。
 文明の発達によって物質的豊かさを手に入れた一方で、人と人とのふれあいが大変希薄となり、喜怒哀楽の意思疎通が薄れてしまっている問題があります。ゲームでは簡単に人の命が尽き、失敗してもリセットすれば何度でも蘇ることができます。最近は、青少年の社会道徳心の低下によって起きる、信じられないような事件をニュースで見かけますが、元々日本人は、農耕民族として集団生活を基本として生活してきました。農作物、特に米作りは天候によって左右されるので、農民たちは相談し合い、互いに助け合って生きてきました。そこにはお互いを思いやる「和の心」がありました。日本人は、和の精神を民族の伝統として受け継いできており、長い歴史を通じて受け継がれてきた和を貴(とうと)ぶ精神をはっきりと認識し、平和を求めていくことがきわめて大切です。できると信じ挑戦し、努力を続けるからこそ未来や夢は創られます。将来の夢をもち、そして仲間を作り、一緒に目標を達成する喜びを知り、様々な体験や感情を共有して社会道徳心の向上を実現することで、これから先の時代を担う青少年の「和の心」を呼び覚ます事業を展開します。
我々が発信する「和の心」は、我がまちの子供たちへ受け継がれます。子供たちは、夢をもって一路(いちろ)邁進(まいしん)し、どんな困難にも立ち向かいます。そして、仲間との絆を大切にして夢を叶える人財に育ち、無限の可能性をもって明るい豊かな未来を築くと確信します。

委員長
金野 大輔